俳句甲子園観戦記〜最終日〜

2016.08.22

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8月22日(月)、俳句甲子園出場校帰郷の日です。

全国の舞台は、想像をはるかに超え、エキサイティングでした。決勝を戦った開成高校、東京家政学院高校は、同地区のライバル。つまり海城は、絶えず「本物」に触れる機会に恵まれていたわけですが、全国大会は、まさに「本物」の宝庫でした。今この瞬間、この人でなければ詠めない句を揃えてくる学校。相手の句を誠実に解釈し、その句の魅力を最大限引き出そうとするディベートを全員で心掛ける学校。仲間に対する感謝の気持ちを試合後のスピーチで真っ直ぐ口にする学校。すべての学校が魅力的でした。そんな学校の皆さんと俳句をきっかけにつながる事が出来た、それが最大の収穫だったと思います。

俳句甲子園は、俳句甲子園のOB、OG、地元松山の方々の献身的なバックアップがあって成り立つ大会です。滞在中、とてもよくしていただきました。必ずまた松山を訪れたいと強く思うようになりました。運営に関わるすべての方々に厚く御礼申し上げます。

感謝といえば、6人の俳句甲子園メンバーにもぜひ伝えたいと思います。荻原、岡部、深澤、小林、堀井、近藤、全国大会に連れて来てくれて、本当にありがとう。俳句甲子園に出会った高1の春から始まったこのチャレンジが、最高の形で結実したことが何より嬉しかった。この3年間で本当に成長しましたね。君たちのことを誇りに思っています。

最後に。実は文芸部俳句班には、現在後輩がいません。つまり後継者問題というのが、喫緊の問題としてあるのです。そこでお願いがあります。高校生の皆さん(現中3も)俳句やりませんか? 特別な力は必要ありません。言葉で何かを表現することを面白がれる人であれば。一緒に松山に行きましょう。お待ちしています。

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松山空港にて。台風の影響で飛行機が飛ぶかどうか危ぶまれましたが、何とか飛びそうです。